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貶女(おとしめ)
第16章 【田舎編】友人の本性・養父の泣き落とし
「────そうだったのか…いや、教えてくれてありがとう」

「ただい…ま帰りました…」

玄関のドアを開けたら伯父さんは電話の最中で、あたしは慌てて声のトーンを落とした。

だけど あたしの顔を見た途端に伯父さんは、
「あ、今ちょうど帰ってきたから、莉桜に代わるね」
相手にそう告げてこちらに受話器を差し出す。

「お友だちのエミちゃんからだよ」

「エミ!?」

何でエミが今頃…?
あたしは戸惑いながらも受話器を受け取った。

「も、もしもし?」

「莉桜〜?久しぶり!」


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