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貶女(おとしめ)
第17章 【田舎編】発覚
「お黙んなさい、この色ボケ亭主がッ!! 」

「いだだだだ!」

完吾は妻に耳を引っ張られて悲鳴をあげる。

「何も無一文で外に放り出そうってんじゃないよ、そんな外聞の悪いことするわけないだろ?ただ他所(よそ)に行ってもらうだけさ」

「よ、他所って…」

「山の上の神社さ。実はね、前々から神主さんに声をかけてもらってたんだよ。部屋に閉じ籠っていては いつまで経っても心の傷は癒せない、一度 神社に預けてみないかってね」



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