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貶女(おとしめ)
第18章 【田舎編】神社での役割
「裏手が住居になっとってワシと孫娘の貴子、それから莉桜さんの部屋もここじゃ。それから、あっちの離れにワケありで面倒をみとる親戚筋の男が寝起きしとる。昼間は雑用をさせとるからここにはおらんが、若い娘に飢えとるから夜はあんまり近寄らん方がええな」

巫女姿の莉桜を連れた対馬が敷地内を回っていると、参道に竹菷が転がっていて雑木林の方から紫煙が漂ってくる。

「噂をすれば…マサル!また掃除をサボッとるな!?」

すると青いジャージの上下を着た男がタバコを片手にノッソリ姿を現した。

「タバコは吸うなと言っとろうが、山火事にでもなったらどうするんじゃ!」




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