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貶女(おとしめ)
第21章 【貴子 side】
─────────…

猿彦は『いい加減に堕ちろ』と思う反面、貴子には自分のような男に心まで汚されない女でいてほしいという願望もある。

だから熱く潤んだ膣が猿彦をキュウキュウ締め付けて悦んでいるのに、時おり憎々しげに睨んでくる貴子を、益々愛しいと思うのであった。

「へッ…まんこヒクヒクさせながら睨んだって怖かねぇぜ」

(愛されなくていい…いっそ殺意を抱かれるくらい憎まれたい)

「許さない」と呪文のように呟く貴子を、壊すくらいの勢いで激しく攻め立てた。



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