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貶女(おとしめ)
第5章 【シンヤ side】
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映子とは幼馴染みでガキの頃からの付き合いだ。

実はあいつが莉桜とかいうお子ちゃまに話した初体験失敗の相手はオレだったりする。
自分だけが傷ついたような顔をしていたが、オレだってあれが原因で処女嫌いになったんだからお互い様だ。

別れてからも、学校では学年が違うものの家は近所だから顔を見るたび気まずくて、オレは大学進学を口実に実家を出て一人暮らしを始めた。

それでまあ色々あって、一年前に再会した時にはオレは大学を中退してチンピラの一歩手前、映子は親の離婚で性格が歪み遊びのセックスで寂しさを埋めていた。

映子に援交の話を持ちかけたのは、半分冗談のつもりだった。
あんな上玉がタダで男と寝るなんて勿体ないと常々思っていたから、酔った弾みでつい言ってしまったのだ。



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