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第11章 【セクハラ教師 side】

早めに仕事を切り上げ、ビールでも買って帰ろうかと立ち寄ったコンビニで女子高生が店員と言い争っていた。

(あれは確かいつも瓜生とつるんでる…芦原、だったか？)

どちらかというと目立たない生徒に分類される莉桜だが、垂水にはお気に入りである瓜生 笑の友人として記憶されていた。

「すみません、うちの生徒が何か？」

面倒くさいと思いつつも、生活指導担当の教師として生徒のトラブルを見過ごすわけにはいかない。