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真夜中の贈り物
第8章 クレヴァスガーデンの淫らな花壇 前編
 キオがエヌフィーヌのローブを裾からガバッとたくし上げる。

 ローブに隠されていた豊満な肉体が露わになった。
 白い肌に色鮮やかなショーツが映える。

「いやああああっ! 下着が丸見えにっ……」

「別に他に誰もいねーし、そんなの気にしなくても……おほっ……マジだ! こりゃマジにあったけー!」

 キオの言う通り、心地よい温もりがふわりと外気に広がった。

「ズルいじゃねーか、こんなの独り占めしやがってぇ!」

 キオは女魔導士の身体に抱きついた。

「キャッ! くすぐったい……ちょっと、やめて! やめなさいったら!」

「うぅ~ん! エヌたん、チョー温か~い!」

 抗議の声を無視してそのたっぷりとした白い胸に頬ずりし、無理矢理暖をとる。
 たまったものではないのはエヌフィーヌだった。

「ひゃあっ……ンッ……そっ……そこ、ダメ……胸……こすれて……」

「こすれたほうがいいじゃねーか! あったかくなるだろ……」

「やめなさいっ! 怒りますわよ……やめなさいったら!」

 と、そのときだった。

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