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先生…私を見て。
第3章 高2の5月。
先生が来て一ヶ月がたった。

鈴木先生はその笑顔と優しさで人気になった。

部員も、練習はキツイながらも親身になってくれる先生を信頼している。

「秋山先生も良かったけど、鈴木先生いい先生だよね‼︎」と先生を見ながら雛子が呟いた。
この前まで、副担で嫌とか言ってたのに…と思いながらも、つられてそちらを見ると、先生と目が合う。

ドキン…
心臓が強く揺れる。

最近、先生と目が合うたびに胸が苦しくなる。
恋でもしたのかなと考えこんでいると雛子に名前を呼ばれていた。

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