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先生…私を見て。
第3章 高2の5月。
「さーや!沙耶っ!もう…ぼーっとしないで。先生呼んでるよ。」雛子が教えてくれていた。

先生の方を見ると、手招きしている…

「やばぁ。呼ばれてたなんて…。ありがと雛子!いってくるね」

ハァーイと言った雛子に背を向け、先生の方に行く。

「中村。部活中に妄想すんなよ‼︎ 」
先生が笑いながら言う。
「妄想なんてしてないですよぉーだ。」

「はいはい。そーだった中村、あとで体育教官室の掃除しといてな‼︎」

「はい、わかりました。」

と会話し先生が練習に戻るのを見届けて雛子のもとへ帰った。
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