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先生…私を見て。
第5章 高2の7月。
よし…これで終わり。帰ろう。
そう思い、扉に向かって歩き出した。

「なぁ中村。今日は、なんか用事あるか?」

突然、先生に聞かれた。
え?なに?

「え?じゃなくて、これからデートな。家ついたら電話ちょーだい。迎えに行く。」

半ば強引に決めつけられ、教官室を追い出される。

わけがわからない…。雛子に掃除をお願いして私のことを避けたと思ったら、デート?
なにしたいんだ先生は…。
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