この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
3ヵ月に1度の涙の理由
第2章 3ヶ月に1度の内緒の話。
「アズサ、最後イくときだけ んっ て言うよな」


愛液で濡れてしまった私の下半身を拭き取りながらアキトは嬉しそうにしている。
ワザと弱いところ触るから、火照ってる身体が反応してビクってなる。

アキトにとってはそれが面白いらしい。
でももう私には睡魔が襲ってきている。

性欲が満たされたら急に眠くなってくる。
ホント、私の身体は欲に忠実である。


「アキト、私もう、寝る」

「アズサは淡泊だなー」

私の隣でこちらを見下ろすアキトはふんわりと笑う。

アキトの顔で私が3番めに好きな表情。
1番目が泣き顔で
2番目があれ、勝ち誇った笑顔
3番目がこれ。



「私達にピロートークなんて必要ないでしょ」


彼氏でも彼女でもない、なんていうんだっけ。こういう関係。

何か分かんないけど、ちょうどいい、心地いい関係である。

今のところ。


「寝ていいでしょ?」

私は再度確認を取る。
アキトは私のおでこに軽く口付けてから優しく頭を撫でてくれる。


「寝ろ。寝ろ。アズサは俺を怒らせる前に寝たほうがいい。
でもさ、アズサ、彼氏つくりなよ」

いつものお決まりになったアキトの台詞。
これで何回目かなんて覚えてないくらいに聞き飽きた台詞。


私はそれを聞いてから隣で横になったアキトにぴったりと寄り添う。

アキトの体温って温かいな。

落ち着く。



そして、3ヵ月後を楽しみにしながら、いつもこう答えるんだ。




「アキトも、早く新しい彼女できるといいね」



/13ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ