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だから僕とセフレになりませんか
第4章 ミルクティの憂鬱
あの日から1週間後、早速芹沢ユウト、いや、[ジン]からメールが来た。
私もメールをしようとスマホを手に取ったときの着信だったので少し吃驚した。


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from:Gin
title:今週末
あのバーに居そうなカップルって面白そうじゃないですか?
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彼は面白そうな事を考える。
ふたりのルールを決めたときもそう思ったが、これを見て余計にそう思った。
私たちはお互いのことをほぼ知らない、いや、全く知らないのでとりあえずの共通箇所はあれくらいだけれども。
私は何も思いつかないまま連絡をしようとしていたので助かったといえば助かった。
すぐさま返信をする。


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To:Gin
title:Re:今週末
土曜日
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手に取ったスマホをテーブルに置こうとしたところで返事が来る。


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from:Gin
title:返信早すぎです
待ち合わせ、11時に駅前でどうですか?
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私の返信よりも早い返事。さすが一流企業の社員。
こういうのなんていうんだっけ。ほうれん草じゃなくて、なるはや?だっけ?
それはまた違うかもしれないがまあ、どうでもいい話だ。

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To:Gin
title:Re:返信早すぎです
了解
返信不要
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