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だから僕とセフレになりませんか
第4章 ミルクティの憂鬱
木曜日に仕事帰り、服を買いに行った。

スーツでそこに入るには少し勇気が必要だったがこれも1つの経験だと思う事にした。
バーで見た女の子たちみたいな格好をした店員がいる。平日という事もあり、暇そうにしているその店員に捕まってしまった。

こういう系統の服は詳しくないので良かったのかもしれない。その店員の話を聞きながら選んだ。
短めのスカート。彼女が勧めた胸の開いた服には抵抗があったので、かわりにラインが綺麗に見えるような細身のトップスを選んだ。
少しヒールの高い靴。そして鞄。彼女からすれば私は良い鴨だろう。

小物は家にあるものでどうにかすればいい。思ったよりは安く手に入った。
一度しか着ない服としては高いが、あの遊びのための出費だと思えば痛くも痒くもない。


次の日、金曜日はネイルサロンへ行った。
バーに居そうな女の子がいっぱい居るかと思ったがそうでもなかった。
私と同じようなスーツ姿の人も多く居た。

ネイリストは私に地味な大人っぽいデザインのものを見本に色々説明してくれた。
確かに、そうだよね。

私は指が使い物にならなさそうなごてごてしたネイルを希望している旨を伝える。
仕事に差し支えないか確認されたが、明日一日だけの事と伝えるとリムーバーまで買わされた。
持ってなかったので買うつもりではいたものの、商売上手なネイリスト。

どうせ時間もあるので合わせてフットネイルをしてもらった。
こちらはそのまま暫く残すつもりで居たので色だけ揃えて少し地味なデザインにしてもらった。


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