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だから僕とセフレになりませんか
第2章 一回試してからでもいいですよ
「いくらなんでも此処はまずいんじゃないの?」

「大丈夫ですよ。大体此処でやってるやつらなんて星の数程居ます」

「それはいいすぎでしょ」

「まあ、言いすぎですけど」

彼に手を引かれてやってきたのはバーの化粧室。
店舗規模の割りに広いし、綺麗。
なぜここまで広いのだろう。
高めのホテルのバスルームのバスがない状態。
貧相な私の頭のなかにある単語で表現できるのはそこまでだ。

絨毯敷きで喫煙可のプレート。
ご丁寧にひとり掛けのソファが添えられている。
横にはエンドテーブルに灰皿。
その横にサニタリーグッヅが入ったボックス。
コットンや綿棒。多分化粧直し用。何故か歯ブラシ。
男女兼用だというのに生理用品まであった。
このバーに通ってンのにはじめてきた。
至れり尽くせりな化粧室だ。

洗面台のある前室にふたり。
目の前の鏡には彼の後ろ姿とそれに向かい合って壁にもたれ掛かる私が映っている。


「まあ、あれですよ。公認なんで」

「なに?」

「この場所、こうやって使われるの、店も知ってますよ」

「そうなの?」

「お姉さんみたいに音楽が好きで来てる人なんてほぼ居ないんじゃないかな」

「そんな気はしてたけど、此処しかないし」

「まあ、そうですよね。田舎ですから」

「家で聞くには迷惑を掛ける。ヘッドフォンじゃ物足りない」

「此処のスピーカー結構いいの使ってますからね」

「そう」

手の指を絡ませ合いながらそんな話をした。
私の指先をゆっくり何度もなぞってみせる。手を絡ませて指の間を彼の指先が通る。爪を指先で撫でられてる。爪同士擦りあわせてると少し掠れるような音がした。

それだけなのに興奮した。
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