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Complex
第2章 始動
なんとはなしに車を走らせる。
車で30分も走ると、景色はビルやマンションの立ち並ぶ中心部から離れ、穏やかな街並みに変わる。

それでも行き先の見つからないまま車を走らせるには限界を感じ、結局ドライブは一時間程で終えて自宅のマンションへと戻った。

やることがない。

何をしていいかもわからないのだ。
一人でぐるぐると車を走らせても気が滅入るだけだ。
気分転換のドライブは昼に行うものじゃないな。

結局友香はその日を自宅で過ごすことに決めた。

テレビを見ても何かが足りない。
仕事の合間に録り貯めた映画も途中で飽きてしまう。

これが、仕事のない私。

突然休みになっても相手をしてくれる人もいない。
趣味もない。

ついアルコールに逃げそうになるが、冷蔵庫の中にはそんなものは入っていなかった。
自分で捨てたんだっけ。

仕方なくパソコンを開いて、ニュースから始まり娯楽まで、ネットサーフィンをするがやはり興味をそそられるものなど何もなかった。

なんて、つまらない人生。

休みになって初めて実感するだなんて。

仕方なくまだ18時前には夕食をすませ、友香はゆったりと湯船につかることにした。

これも、休みになってから思い出したこと。
仕事をしている時は帰りはいつも21時を回っていた。
そこから勢いでビールに手を伸ばし、ある程度酔いが回るとお風呂にのんびり入る余裕はなかった。
いつも顔だけ洗って、翌朝シャワーを浴びるだけ。
本当に疲れている週末などは化粧も落とさずにソファーで酔いに任せて朝を迎えることもあった。

肌のメンテナンスもしなくては。

乳白色の湯船は、気持ちまで洗い流してくれる。
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