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第2章 14年後のマシュマロちゃん

シャワーの湯を弾かなくなってきた肌。
残業あとに現れる目の下のクマ。
残る二日酔い。
若い子への羨望。
エトセトラ…。

先日の新年会で会った、外資に華麗なる転職を果たした先輩の言葉。

『責任って荷物は背負ったけど、年齢って荷物は降ろせたわ』

結婚で寿退社をした同期の言葉。

『夕食の献立だけを考える生活って退屈だけど、とっても楽チン♪』

ふたりの言葉がくるくる回る。

さほど重要な仕事は任されていないけど、給与は悪くない今の職場。
結婚願望を持たない中での山辺との不倫。

中途半端な私のぬるま湯生活はいつまで続くのか？

心も体も劣化を感じる今の私。
このままでいいわけがないのはわかってるけれど。