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月下美人
第3章 月下美人 -憧れ-


もっとして、
ただ、そう、
もっと欲しい。



腕枕していた神田の腕がゆっくり外され招かれるようにりさの体は、ベッドへと体を沈めていく。

触れるだけのキスなのに苦しくなっていく。


息が?
それとも、心か。


すこし動くとシーツが擦れる。
神田が動いたのがりさにはわかったが唇を触れあわせてから目を閉じているため、神田がどう動いたのがわからなかった。
だが、すぐにその動きの理由が分かる。
神田の手は、りさの柔らかく、ふっくらとしている胸へと添えられた。
形を確かめるように手のひらで触れられ、そして硬くなりつつあるりさの乳首を探すように指で触れられた。
繰り返される口付けにりさの吐息は神田の口の中へと消えていってしまう。


神田さんの手がわたしのおっぱいに触れてる。


意識すると頭の中がめちゃくちゃになっていく感じがした。

「…あっ、んっ!」

まさぐっていた神田の手が突起を見つけそして、したからりさの胸を鷲掴んだ。
その刺激に耐えきれなくりさの口からは喘ぎ声を落とした。
その瞬間に神田がばっと体を外し、押し倒していたりさを見下ろした。


お互いまた何も言わない。


どうしたらいいかもわからなかった。
そんな中、神田はりさの横に倒れた。

「寝る」

それだけを言って神田は、りさに背を向けすこし経ってから寝息をたて始めた。



りさはただ、方針状態で、
でも触られた方の胸がすごく熱くなり、
唇が神田の唇の感触が残っていた。




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