この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純の恋人
第10章 国重一の後悔
 
「純ちゃん、なんでこいつに会いに来たの? オレ止めたよね? なんで聞いてくれなかったの」

「晴久さん……もう、終わりにしましょう。嘘を吐いても、長続きなんてしません。警察に行きましょう?」

「なんで警察なんて言うの。オレはただ、純ちゃんが好きなだけなんだよ? なんにも悪い事なんてしてないじゃん」

「部屋に不法侵入したり、盗聴したり、強姦やひき逃げも悪くないって言うんですか!? それを正しいと思うなら、私と晴久さんの価値観はあまりに違いすぎて一緒には暮らせません!」

「だから、その男と浮気するの? そんなの勝手だよ、オレの事好きだって言ったくせに……!」

 想像はしていたが、土居は全く会話が通じていない。純がどんな思いで話しているかも知らないで、勝手な気持ちばかり押し付ける。俺が手を離せば、間違いなく純はこいつの悪意に飲み込まれるだろう。もうこれは、一人でどうにか出来るレベルの人間じゃない。

「私……確かに晴久さん、いえ、イドさんが好きでした。私を支えてくれた優しいイドさんがあなたの中にいる事は、否定しません。普通に出会っていれば、普通の恋をしたかもしれません」
 
/246ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ