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上野んちの親父が死んだ
第1章  
 上野んちは俺んちの向かいで、上野とは幼稚園からずっと一緒。



 小さい頃は上野のこと“アッちゃん”なんて呼んで毎日一緒に遊んでたけど、俺らが小2の時に上野のオフクロさんが男つくって出ていってから上野は人が変わったみたいに暗くなっちまって、一緒に遊んでるときも滅多に笑わなくなった。
 つまんねぇのかな?って思うとだんだん誘いにくくなり、そのうちに話しかけることもなくなった。



 4年と6年のときに同じクラスになったけど、いつも教室の隅っこで1人ぼっちで過ごしている上野の姿を見ていると、俺と毎日泥んこになって大笑いしながら遊びまわってた頃の上野と同一人物とはどうしても思えなくて、俺は戸惑うばかりだった。
 上野と遊ばなくなったあとに出来た別の友達らとワーワー言って騒ぐのが楽しかったせいもあるけど、1人ぼっちでいる上野に何か話しかけたほうがいいって分かってるのに、そうする勇気と優しさが俺にはなくて、中学に入ってもその状況は変わらなかった。



 だからもうすぐ高1になる中学卒業したばかりの春休みに、上野が突然ウチを尋ねて来たときは正直びっくりした。




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