• テキストサイズ
言われてみれば、単純で。
第3章 俺と君は、曖昧で。01
「このジッポは特別なんです」

「誰かから貰ったの?」

「いえ。自分で買ったんですよ。
就職して、初めてのお給料で買いました。
ずっと憧れてたブランドのジッポライターなんです」

大きなオーブが描かれていたZIPPO。
彼女がよく身に着けているアクセサリや洋服にもこれが描かれているのを何度か見た。

「だから触らせたくないの?」

「まあ基本に自分のものは自分で管理したいですから」

「じゃあそのジッポちょっと貸して」

「はいどうぞ」

「あれ?触らせていいんだ?」

「先輩だからいいんですよ」

なにそれ。いつもの台詞なのに使い方が違う。
嫌がらせしてやるつもりが逆にやられた。

先輩だからいいんですよ。

それって特別扱いされてるって思って良いってこと?
/86ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ