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言われてみれば、単純で。
第3章 俺と君は、曖昧で。01
今日は金曜日。
帰宅する前、会社からキョーちゃんにメールすると彼女も今仕事を上がるとのこと。
俺は家に帰りカレーの食材とワインボトル2本を持ってスーツのまま彼女の部屋に向かった。

最近は金曜日の夜から彼女の家に遊びに行く。
一緒に晩御飯を食べて軽く晩酌。
そしてグダグダと話していたり本を読んだりと好き勝手に過ごしてると朝になる。

そのままお昼過ぎまでふたりでウトウトしながら起きていてまたお昼にカレーを食べたら解散。
たまに俺は夜遅くなるとソファで寝てしまう事もある。
そんな時も彼女はいつものようにソファにもたれ掛かるようして床に座り本を読んでいる。

そして意外な事に、まだ清い関係のままこんな付き合いをしている。

中学時代の先輩と後輩?
飲み友達?
俺たちの関係はどう表現するのだろう。

キョーちゃんの部屋に着くと私服に着替えていた。
私服といってもスーツじゃないくらいで彼女の服装は結構キッチリしてる。

彼女が言うには私服用。
俺からすれば、そのまま仕事に行っても大丈夫そうな服装。

そんな彼女が玄関で出迎えてくれる。
それを見下ろしてからいつものようにワインボトルをリビングのローテーブルにおいてキッチンに向かう。
彼女はドアに鍵を掛けてから俺の後ろをちょこまかとついて来る。
小動物みたい。
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