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第1章 私のココロ

「ひよりお嬢様おはようございます。」

私、小城ひより私は、小城財閥の令嬢。

16歳。私の朝はいつもメイドが起に来てくれる。

でも私はそれが苦痛だった。

「おはおうございます。」

私は静かにベッドから降りた。

「お着替えをお手伝いしますわ。ひよりお嬢様」

「大丈夫です!私、一人でできますわ！」

私の朝はいつもメイドさんが手伝うことが日課。

でも私はそれが苦痛であった。

「・・・ふぅ・・・。早く着替えなきゃ・・・・。」

私は部屋を出て広い階段を下りていく。

そして一人で用意された朝ごはんを食べる。

「ねぇ・・・じぃや・・・」

「なんでしょうか。」

「パパとママは？今日も仕事なの？」

「はい。そうでございます。旦那様は海外出張で奥様は遅くにかえっていいらしたのでまだ寝ております。ささ早く食べなければ学校に遅れます。」

じいやは言った。

「ねぇ・・・なんで。。。？パパも・・ママも・・私なんかより仕事が大事なわけ？ねぇ・・・じぃや・・・。私は必要ないのかな・・・ごちそうさま・・。」

「え！？お食事は・・・」

私はじぃやの言葉を遮るように行った。

「いらない！もう送り迎えも必要ない！じぃやも、ママも、パパもだいっきらい！！！」

私は涙目になって走って外に出た。

「ひより様！」

バンッ！

「ハァハァ。。。もう・・イヤッ」

ピルルル

携帯電話がなった。

「ママ・・・？」

私は画面に記された文字を見た。

ピッ

「はい・・・。」

『ひより？じぃやに何があったのか聞いたらまたわがままを言ったようね。』

「・・・ッ」

『いい加減にしなさい。わがままも体外にしないとダメじゃない。』

「ママは・・・なんにもわかってない・・。」

『え？』

「ママは・・・ママとパパは・・・私のことなんかどうでもいいくせに・・・なんで叱るのよ！！！」

『娘だからに決まってるじゃない。今日は学園は休みなさい。学園に電話してあげたから。話は家で聞くわ。』

プッ――――ツーツーツー

電話は切れた。

バンッ

私は家のドアを開けた。

「お帰りなさいませ。お嬢様。奥様が部屋でお待ちになっております。」

「わかったわ。下がってなさい。」