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第13章 今

「…ぁん…ぁっ…はぁっ…」

「気持ちいいの？」
指の速度が上がり
さらに舌で追い打ちをかける

「…もっ…良すぎ…っ…」

空いている片方の手で内腿を触れ刺激する翔
「イカせてあげるね」
クチュクチュピチャと音がベッドルームに響きわたる

膝を立て腰が浮き上がり背を反らせて感じる桜子
「…ぁん…ぁあ…ぁっ…も…ダメ…」

「いいよ、イキな。我慢するな」
蕾をチュッと吸い上げ
彼女の愛壁の中の指に角度をつけて
グチュグチュクチュクチュグチュグチュ

「…ぁあ…しょ…イック…ィクィクィクぅ…」

膝が伸び
ビクンと身体を震わせ
イッてしまった桜子を上から抱き締め
額にキスをする

「またイケたね。可愛いよ。ご褒美あげるね」

「うん…」

反りたつ自身の愛棒にゴムを被せて
桜子を抱き上げ
脚を伸ばして座った自分の上へ正面を向かせて跨がらせ
彼女の腰を持ち上げ

「挿れていいよ」
桜子の下唇を
甘く噛む

力が入らない彼女は翔の首に片腕をまわし
愛棒を愛しそうに握り
自らの秘密の入り口に
そのままゆっくりと腰を彼の元へと沈めてゆく

…っぁぁぁん…

そのまま後ろへ倒れてしまいそうになるのを
翔は背中と腰にまわした腕で支える
「締め付けがキツイ…桜子危ないな」
挿入したまま桜子をベッドに寝かせる

「…翔…」
潤んだ瞳で翔を見つめ
肘をついて四つん這いの翔の首にまわした腕を
自分へ引き寄せる

「どうした？」

「…キスして…」

桜子の顔にかかった髪を手ぐしで他の髪となじませる
「可愛い」
彼女の唇を温かく包むように
自らの唇を重ねる

「…し…あわ…せ…」

ただ挿れたまま桜子の背中に腕をまわし
「俺もだよ…ああ動いてる…中の締め付け…最高」

都会のネオンは明るく
電気をつけなくても窓辺からの灯りが
二人を照らす

「…翔…最高…」

何度となく身体を重ね
互いに満たし満たされ
あっという間に二人の時は過ぎていった