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甘い風
第4章 二人オチル
エントランスまで送ってもらい

翔の正面に立つと
「今日はありがとうございました」
ペコリと頭を下げる桜子

「家に着くまでが遠足です」

「もう着いたってば。遠足だなんて、ほんと、お子様ねーウフフ」

「俺のこと、ガキだと思ってるんでしょ?」
片腕を強く掴まれ
引き寄せられて
「そうよ」と言った唇を翔が塞ぐ

「狼だって言ったよな?俺。行くぞ、お前の部屋」
「何言ってるの?」また翔の唇に塞がれる桜子

驚きながらも
(あ、キス、上手い)

ほろ酔いの桜子はこれ以上止められる理性よりも
野生的な本能が勝っている

「ねぇ、私、襲っちゃうよ、君のこと」

「だから、俺が襲うって言ってるの。わかる?」

「んー、わかんない、うちの子になるってこと?」

「そういうこと」

「なんだか、よくわからないけど、君のキスは好き」
落ち着いた様子で笑っている翔

あっさり降参した桜子は翔の手を握り一緒にいくつものセキュリティを抜けて

玄関の前へ
鍵を開けると

「どうぞ」

後ろ手にドアを閉めながら入ってくる翔
「鍵閉めてね」と言うと同時にカチャンと響いた無機質な音

そのまま覆うように翔は桜子を抱きしめ
優しくキスをする

「なんで?おばさんって今まで何度...」

「だから、オチタって言っただろ」

言い終えるとまた唇を合わせる
ふっと力を抜いていると
翔は優しく柔らかく舌を絡ませてきた

...んん...
桜子の唇から甘い声が漏れる

(なんでこの子こんなにキスが上手いんだろう)

翔の舌は開いた桜子の唇と歯の間を震わすように優しく這わせる
ゆっくりと唾液を交換するように
右から左へ
左から右へと舌を動かす

桜子は翔の下唇を甘く噛みながら
翔の目を見つめた

うっとりと陶酔の表情を浮かべた翔からは
とてもセクシーで
すっかり大人の男を感じさせられた

舌を桜子から外すと
翔は背中に回していた手で
桜子の腕を掴み

二人の間に距離を作る

「俺のペットになる?」

「私のペットでしょ?」

「俺の女になる?」

「私の子供になりたいの?」

「俺の女になれよ」

「生まれつき女だもん」

「フッ」鼻で笑う翔
「もう、お前は俺の女」


ヒールを脱ぎ廊下を歩く桜子
靴を脱ぎ
桜子の片腕を掴み
振り向かせる

向かい合い抱き寄せる翔
自然と唇を重ね
舌を絡めあう
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