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甘い風
第9章 視線
「んー、大学院行くか、オヤジの会社に入るか、別の会社に行くか、まだ考えてる」

「そっかぁ」

「何で?」

「まだ大学入ったばっかりだもんね」

「うん」

「あーお腹いっぱい。翔は足りる?」

「うん、十分。ありがと」

「片付けちゃうね」

「手伝うよ」

「ありがと」

二人で片付けながら

翔が後ろから抱きつきながら桜子の耳元で
「桜子は1年の時どんな感じだった?」

「んー、あんまり細かい記憶はないけど、私は弁護士になりたかったから、司法試験受けようって思ってた。でもね…」

「でも?」

「弁護士って人の争い事ばかりを扱うじゃない?」

「うん」

「そういうの、家だけで十分だったから、わざわざ人様の争い事まで見るのがイヤになって」

「そうなんだぁ。でもそのお陰で桜子に逢えたし」
彼女の首に唇を落とす

「うふふ」

「お風呂一緒に入って寝よう」

「うん。お風呂の時は指環外すよっ」

「うん」



バスルームでも
彼は彼女の背中にぴったりくっついて離れようとしない

「翔、洗えないよぉ。」

「全部見てたい」

「もう、恥ずかしいよぉ。見ないでっ」

「いいよ、恥ずかしくないから、早くスッピンになって」

「うん」
彼女はメイクを落とし俯いていると

「スッピンのほうがかわいいよ」

「やだっ、見ないで」

「俺だけの特権だもん。ほら、全部洗ってやるから」

「自分で洗う」

「ダメー!」

観念した桜子は彼に身を任せた
丁寧に彼女の身体の全てを確かめるように
翔は隅々まで彼自身の手でボディソープを彼女に塗り
彼女は敏感な部分に彼の指先が当たる度に
小さく吐息に似た声を漏らした

髪も彼が一本一本を洗うかのように
繊細に優しく洗い上げる

「桜子はスタイルいいよなぁ」

「うふっありがとう。翔もスタイルいいじゃない。次は翔を洗ってあげる」

彼の言葉を待たずに彼女は
ボディソープを手にとり
彼の胸元からゆっくりと下へ
愛棒を握りながらエロティックに
自らの胸を彼の身体にぴったりと密着させる

「襲いたくなる」

「まだダメっ」

彼女も彼の全身を指先で味わうように
髪も洗い上げる
「襟足短めで前髪長いよね。この髪型好き」

「ありがと」
翔は彼女を抱きしめながらバスタブに

彼女を全身で受け止めるように
ゆっくりと二人でバスタイムを楽しんだ
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