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第19章 双子　～優華～

「ふぅ～ん。香久夜優華。香久夜姫？

じゃあ姫でいいね。

姫、なんで説明会、途中で帰ろうとしたの？」



え？

姫じゃなくて、香久夜なんですけど…


「元々、友達に誘われて説明会行っただけだったんで。。。」


「っで、姫は、マネージャーやる気ないの？」


だから姫じゃないって。。。どこにも姫なんて使ないでしょ～～～。


「はい。自分で体動かす方が好きだし。

マネージャーなんて、性にあわないから。。。」


なんだか、よく喋る人だな～～～。

人懐っこいというか。。。

さっきからすっごい質問の嵐なんだけど。。。

勝手に人のこと姫って呼んでるし。。。

軽すぎる。。。

っで、私もなんで正直に答えてるんだろう？

アホくさい。



「姫さ～～。何のために大学まで入ったの？

大学ではさ、今まで自分のやらなかった事とか、

やったことないことにチャレンジしなきゃ。

性に合わないって思うんならさ、マネージャーやってみた方がいいよ。

絶対、今までの自分と違うものが手に入るから。。。ね。」