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月 ~優香~
第5章 優香のペース
「おかえりなさいませ。
中西様。」


エレベーターが開くと、
コンシェルジェが待っていた。


「ただいま。
カッツとチーズをお願い。

朝食は8時に。。。」



俺を部屋に通すと、


「適当に座ってて。」
っと言いながら、
バスルームへ消えていった。



なんなんだ。この女。


俺の頭は、ショート寸前だった。


もしかして、とんでもない女に手を出そうとしているんじゃないだろうか?


今のうちに、退散したほうがいいんじゃないだろうか?



そんな思いが頭の中を駆け巡る。



「ピンポーン」



ボーイが、ワインとチーズを運んできた。
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