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月 ~優香~
第24章 嫉妬 ~優華side~
「姫、本当はこのまま押し倒しちゃいたいけど、嫌でしょ?
先にシャワーしておいで。」
健一は、優しく私をお風呂場まで連れて行ってくれた。
お風呂場の鏡を覗く。
ヒドイ顔。
でも、なんだかすっきりしていた。
恋愛してる。
そんな顔だった。
私は、何か誇らしい気分になって、シャワーを浴びた。
何か、話をするために入ったにしては、豪華な部屋だったことに、今更ながらに気付いた。
お風呂につかりながら、さっきの健一の話を思い返してみる。