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第28章 初めて　～優華～

気付くと、健一が、隣に座っていた。

私は、身体に力が入らず、朦朧と、その姿を眺めていた。

私の視線に気づくと、照れたように微笑んで、私の隣に横になる。

腕枕にして、私の顔を覗きこむ。



「優華。積極的だったね。厭らしくて、最高だ。

優華がこんなに敏感なんて、知らなかった。」



私は、顔を見られたくなくて、健一の胸に顔を埋める。



「何恥ずかしがってるの？かっわいい。

さっきはあんなに、俺を求めてきたのに。。。」



私は恥ずかしくて、顔から火が出そうだった。

健一が、頬にキスをして、髪をゆっくりとなでる。



「疲れた？少しお休み。」




私は、気持ちよさにまどろみながら、いつの間にか眠ってしまった。