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第30章 意外 〜健一〜

いつしか、夢中になっていた。

今まで感じたことのないセックスだった。

優華の鼓動に合わせ、優華と一つになる。

繋がっていることが、こんなに温かいことを初めて感じた。

いつものセックスが、欲望を持った俺のモノを満足させるセックスだったことを、実感する。

優華とのセックスは、そんなものではなかった。

心が、身体が、頭の中全てが、優華と溶け合った一つになった快感に満たされていた。

初めて快感を心で感じていた。



優華から洩れる声に、耳が快感を感じる。

優華の感じている顔に、目が、心が快感を感じる。

優華が乱れて行く姿に、俺を求めるその瞳に、頭の中が爆発しそうだった。


何度も体中に電撃が走った。

優華に飲み込まれそうになるのを、何度も抑えなくてはいけなかった。

俺のモノはいかなくても、全身で、何度もいく感覚を感じていた。