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第31章 ピアス　～優華～

「こっちにおいで。」

っと、自分の膝の上に、私を横向きに座らせる。


「重くない？」

「むちゃくちゃ軽い。うぅ～ん。俺の宝物！！」


健一が、ギュッと私を包む。


「健一、苦しいよ。。。」

「あっ。ごめん。なんか俺ちょっと酔ってるみたいだ。」


普段、健一はあんまりお酒を飲まない。

私が未成年だから遠慮して飲まないのか、

好きなのか嫌いなのかもよくわからない。

今日は、食事の時、一人でワインを開けていた。

私にはブドウジュースを飲ませて。。。



「一人で、あんなに飲むからよ。。。」

「いいのいいの。ちょっと飲みたかったんだ。たまにはこんな俺もいいでしょ？」


。。。全くよくいう。。。うぬぼれ屋さんの健一が、顔を出してる。