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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第1章 弱小サッカー部
 そこまでで俺は右手の動きを止めた。ティッシュの上には出したての生暖かい精液。

 美緒ちゃんと出会ってからずっと、夜のおかずは美緒ちゃんだった。
 今日、松木先生から痴漢の話を聞いて、美緒ちゃんが痴漢に襲われる想像ばかりしてしまって、それで今夜のおかずにしてしまった。
 ずいぶん早送りなダイジェストな妄想なのに、俺のムスコの耐久力が先に尽きた。

 仕方ないじゃないか。まだ童貞なんだから。

 しかし我ながら貧相な妄想だ。

 美緒ちゃんは処女だろうし、そうである以上は痴漢に襲われたってあんなふうに感じたりはしないだろう。
 というか、そもそもそんな簡単に痴漢に襲われたりするような、そんなこともないだろうし。

 昨日は美緒ちゃんとのラブラブエッチを想像していた。
 今日は痴漢、というかレイプされる美緒ちゃん。

 ああ、俺の妄想はどこまでいっちゃうんだろうか…

 
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