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Desire ~女教師に向けられた欲望~
第8章 夏祭の手伝い ー清算取引ー
更衣室に戻った春香は、ハードな一週間分の疲れが出て、椅子に座り眠っていた。

やだっ、だめよっ
見ないで、お願い
やっ、そんなとこ舐めないで
あっ、だめっ
ああぁぁぁ

「...さんっ」
「んーー」
「..かさん」
「んっ!」
「春香さんっ」
「あっあれっ!育美ちゃん...」
「大丈夫ですか?凄い、うなされてましたけど」
「私いつのまに...」
”やだ、えっちな夢みちゃった”
春香の秘部は濡れていた。

「すごい汗ですよ」
春香にタオルを渡す育美
「ありがと、そうだ、カレーの早食い競争は?」
「えっ!もう、とっくに終りましたけど」
「そうじゃなくて、優勝者は?」
「それが、凄いイケメンなんですよ。仕事忘れて、思わず応援しちゃいました」
「えっ!名前は?」
春香に不安がよぎる
「なんだっけ、忘れちゃった」
「どんな人?」
「背は180㎝以上で、爽やかな感じの人で、年は...私より少し上かな」
”間違いない!総士君だ”
「その人、レースに出るのかな?」
「はい、多分...もう、予選が始まってる頃ですけど、見に行きましょうか」
「えっ」
「さあ、早く」
育美に促され、会場へと向かう春香。
...
会場に着くと、予選レースは始まっていた
『さあ、続きましてAグループ2組目』
大泉の声が、館内に響き渡る
春香の目に、大工の棟梁の姿が映った
”あっ喜多野さんだ”

♪ピッ・ピッ・ピッ・ピーーー
6名の参加者が、一斉に走り出した
といっても、幼児用の三輪車。まるでスピード感はなかった
喜多野は、思うようにペダルを漕げず、出遅れている
商店街で、喧嘩をしていた若者が先頭に立ち、後続をドンドンと引き離していく
喜多野は、コツを掴んだのか、徐々にスピードが上がってきた
その走りは力強く、まるで、ブレーキの壊れたダンプカーのようだ
若者は、徐々に迫りくる、喜多野に気付き、必死にペダルを漕ぐ
レースも終盤、スタミナが切れたのか、若者のスピードが落ちてきた
尚もスピードを増す、ブレーキの壊れたダンプカー
ラスト3mで、ついに若者を捕らえた喜多野
そのまま抜き去り、トップでゴールを果たした。

「おおぉぉ!」
「いいぞっ!棟梁」
会場に観客は、いなかったが、大工仲間とスタッフ達から歓声が上がった。
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