パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 夏祭の手伝い ー清算取引ー

噴水広場に着くと、春香と育美を乗せた、神輿の周りに人だかりができた。

「わっしょい、わっしょい、わっしょい」
何事かと、驚いた表情を見せ、泣き出す赤ちゃん
その赤ちゃんを、笑顔であやすパパとママ
楽しそうに、走り回る小学生
一緒に掛け声を出す、ＪＫ５人組
何やら、リズムを刻むレゲイマン
腕を組み寄り添う、笑顔のカップル
その場で、華麗に踊る３人の若者
カメラを構え、ひたすらシャッターを押すカメラ小僧
紙袋を持ち、不気味な笑顔のオタク
目尻を下げ、鼻の下を伸ばすおじさん...
様々な人達が、神輿の登場に喜んでいた。

噴水の前まで来ると、２基の神輿はその場でリズムを刻む
♪ピーーーピッピッ
笛の音が鳴り響き、神輿の向きが変わる
噴水を背に、２基の神輿が横に並ぶと
ふんどし一丁の男が、両手に扇子を持ち、神輿の前に出た
「よーーーーーおっ！」
男の掛け声で、２基の神輿は、上下にリズムを刻む
両手の扇子を、上下に動かす、ふんどし一丁の男
「きゃっ！」
体勢を崩す春香
「わっしょい、わっしょい、わっしょい」
担ぎ手の掛け声が、大きくなってくる
それと一緒に、神輿の動きが大きくなる
大きな上下運動で体が浮き、そして沈む
「いやんっ！」
神殿の屋根が股間に当たり、艶めかしい声をあげる春香
”お願い、早く終わって”
柵を掴み、必死に堪える春香。

大きな掛け声と、神輿のパフォーマンスに、盛り上がる噴水広場
一緒に掛け声を出し、リズムに乗り、楽しむ老若男女

ただ、高揚した男達の見つめる先は、神輿の上の、春香と育美だった。