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第8章 夏祭の手伝い ー清算取引ー

『こちらは、お二人がつい先ほどまで穿いていた、おパンツで御座います』
「おおぉぉぉ」
大泉の説明に、盛り上る会場
『まずは、育美さんのからです』
大泉が透明の袋から、パンツを取出し、会場に向け広げて見せる
「ヒューーー」
会場は異様な、盛り上がりを見せる
さらに大泉は、育美のパンツを裏返して広げる
『これは、素晴らしい！蜜がたっぷりと付いておりますっ』
「おおおぉぉぉー」
大泉の説明に、興奮度を増す男達
さらに、濡れたクロッチ部分に、鼻を近づける大泉
「...」
固唾を呑み、見守る観客達
『んーー！甘酸っぱい、まだ若い香りがしますね』
「おおぉぉ」
会場に、感嘆の声が上がる
「いや～！恥ずかしい」
顔を真っ赤にし、両手で顔を隠す育美

育美のパンツを、透明な袋に戻す大泉が
『続きまして、春香さんのいきます』
春香のパンツを、透明な袋から取り出し広げる
さらに、パンツを裏返して広げて見せる
目を見開き、春香のパンツに視線を送る男達
『これは、また凄い！ラブジュースたっぷりで御座います』
「おおおぉぉ」
会場内に、男達の歓声が響き渡る
クロッチ部分に、ゆっくりと鼻を近づける大泉
『ゴホッ！こっこれは、芳醇な大人の香りでゴホッ！御座います』
むせながらも、説明をする大泉
「おおおぉぉぉーいいぞー」
会場は興奮の坩堝と化す

”最悪だわ、こんな事になるなんて...”
羞恥心に身を震わせ、このバイトを引受けた事を、後悔する春香だった。

春香のパンツを、透明な袋に戻す大泉
『それでは、最後の一品となります！お二人のパンツをセットでっ！』
「１万」「２万」「３万」
大泉の開始の合図を待たず、会場内に金額の声が飛び交う
「５万っ！」
一瞬、間が空く
その声の主は、またもや喜多野だった
『５万出ましたっ！ほかありませんか？』
...
「６万！」
「おおぉぉ」
会場に、驚きの声が上がる
「７万っ！」
喜多野が声を上げるが
「８万！」
会場の後の方から、すぐに声が上がる
...
「１０万っ！」
食下がる喜多野
「１１万！」
休む間もなく、金額が上がる
...
「１２万っ！」
声が上ずる喜多野
「１５万！」
「おおぉぉ」
一気に金額が上がり、会場が沸く
...
勝ち目がないと悟った、喜多野の声が止まった

『１５万出ましたっ！』
「...」
『でわ、決定です！１５万で落札』