パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 エースの苦悩 ー盗撮事件ー

盗撮事件とは
女子排球部員が、部室で着替えている時、あるダンボール箱を見つけ
違和感を感じて、箱を開けたところ、ビデオカメラを発見し騒ぎとなった。
そのビデオカメラのＳＤカードを回収し、内容を確認したところ
その当日の練習前と練習後の着替えが映っていたのだ。
そのダンボール箱は、だいぶ前からあったとの証言があり
日常的に、盗撮が行われていたものかもしれないとの疑惑が持ち上がっていた。

そこで、顧問の小島が怪しいと、部員達から声が上がったのだ。
小島は普段から可愛い女子部員達に対して、セクハラ行為を行っていたらしく
不快に思っていた部員達が、小島犯人運動を起こして収拾がつかなくなり
ＰＴＡまで話がいくのを恐れ、証拠もないまま学校側は小島を謹慎処分とした。

小島本人は、事実無根と完全否定をしていた
しかし、普段の素行から、他の教員達も小島を疑っていた。
春香自身も、何度か体を触られたことがあり、疑惑を抱いている。

盗撮に使われたビデオカメラは、木製の棚にガッチリと金具とビスで固定され、
電源コードは木枠にそって配線されたコンセントにささっており、
常時電気の供給がされた状態であった。
そのカメラ本体と電源コード類を隠すために、底のないダンボールが被せられ
レンズにぴったりの穴がハマるようになっていた
さらに上段のガラス戸に配線がされ、特殊なスイッチＢＯＸとセンサーがあり、
明るくなるとセンサーが感知し、スイッチが入る装置らしい。

要するに、部室の電気が点くと録画が開始される仕組みという事だ。
ダンボールを外し、固定されたカメラからＳＤカードを抜き、別のＳＤを挿入し、ダンボールを戻すという簡単な作業の為、盗撮は日常的に行われていたものと考えられている。
機械に詳しい竹山が、他の教員に説明してくれた。
これほどの装置を作る技術と執念には、私は脱帽すると感心していた。

回収されたビデオの内容はというと、部員達の着替える様がはっきりと映っていて
下着姿はもちろん、生乳姿の部員も数名映っていた。
そして、画面の中央には、花村紗織のロッカーがあり、
明らかに紗織が、ターゲットだと感じられるものだった。

ビデオの内容は、花村紗織本人や他の部員達にショックを与えない為に、生徒達には話さない事と会議で決められていた。