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第4章 女教師の奮闘 －探偵物語－

「あーここ見て下さいよ」
竹山の横に顔を並べ、ＰＣを覗き込む春香
”あーーいい匂いだぜ”
「どれですか？」
「あーココに、動画を見た履歴があるでしょ」
竹山が説明する
この日付は、盗撮事件の前日になり、事件以降動画を見た履歴がない
それ以前は、毎日、午前３時前後に動画を見ている
つまり、ビデオカメラが回収されたから、見る事が出来なかった
それ以前は、３時前に巡回を行い、ＳＤカードを回収してきて、このＰＣで見ていた
「その動画は、見れないんですか？」
「あーこのパソコンに、データがないので無理」
...
「せんぱ～い！お客さんですけど」
「失礼しまーす」
須藤探偵事務所のアシスタント、聡美が室内に入ってきた
「あっ聡美さん！わざわざすみません」
「いえいえ、ちょうど事務所に帰る、通り道ですから」
「じゃーこれをお願いします」
と採取した指紋を渡した。
「確かに預かりました。後これ、須藤ちゃんからです。でわ失礼します」
須藤からのメモを春香に渡し、竹山にも会釈をし立ち去る
聡美を見つめる竹山
「あーあのエロい唇に、しゃぶってもらいたいなー」
...
「あの竹山先生！心の声が漏れてますけど...」

テーブルにあるパトロール表を見る二人
チェック表のサインは、上津と大泉がほとんどである
上津が早番、大泉が遅番とほぼ決まっている
須藤からのメモには、ミッションが書かれていた
指紋照合の結果が出次第、ミッション開始だ。
...
放課後、美術部でデッサンをさせていた、春香のスマホが振動した。
須藤からだ！美術室を出て、廊下で電話に出る
『ビンゴですよ』
「どっちのマグカップですか？」
『白です！白の方がクロです』
「じゃー早速ミッションに、取り掛かります」
『いいですか、くれぐれも慎重にお願いしますよ』
「まかせて下さい」
春香は、美術部の部活終了後、体育館へと向かった
バレーボール部も、片付けを始めていた
佐山ひな子の元へ行き、ミッション開始の説明をした。
...
春香とひな子の元へ、花村紗織がやってきた
「海野先生、どうしました？」
「犯人が分かったわ」
「ほんとですか」
「えぇー今は誰か言えないけど、これから証拠を集めるから、先生に任せておいて」
「お願いします」
「あと、この事は誰にも言っちゃだめよ」
「わかりました」
春香は、ひな子を連れ、体育館を後にした。
...