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エゴイスト
第2章 第二章
この空間で、あたしとあいつの視線が交わることはない。
言葉を交わすことだってない。況してや、声が届くわけもない。
あいつはどのグループに属するわけでもなく、ただひたすら一人だ。
ぼっち、と言うよりは、一匹狼の方が近いだろう。
だってあいつは、良い意味でも悪い意味でも一目置かれる存在だ。
悪いだとか、危ないだとか、かっこいいだとか、付き合いたいだとか。
あいつの噂は好き勝手広がる。もう収拾し切れない程には、有る事無い事広まっている。
あたしにはまるで関係のない事…なのに、何故か胸が酷く痛んだ。

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