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君へ贈る愛の唄
第2章 拓也の想い

「たくは、もう寝たか?」

「ええ、やっと…」

「そうか、おいで」

私は添い寝していた拓也からそっと離れ、修二さんと一つの布団に入る。
すぐに引き寄せられる身体。

「あん…っ」

修二さんは毎晩私を求めた。
私はもちろん修二さんが初めての男の人。
最初の頃は、まだ痛くてつらかったけれど…。


「彩音…もう大丈夫そうだな?」

「きて…」


私は修二さんの十分過ぎる愛撫で、すっかり潤っていた。

彼のモノを受け入れると、やがて私の口からは抑えられない声が漏れ始める。


だめ…隣で寝ている
拓也が起きちゃう…でもっ……。


ーーーー

「あやと結婚できて、俺は幸せだ」

「私もよ、修二さん」

腕枕をされながら、私は身も心も満たされた余韻に浸っていた。


しかしそんな幸せは、
決して長くは続かなかったのだ……。
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