この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君へ贈る愛の唄
第3章 金縛りの夜
歩き疲れたオレと母さんは、ベンチで少し休むことにした。
ちょうど近くの売店にソフトクリームが売っている。
「母さんはバニラが良かったよね?オレ買ってくるから待ってて」
「うん、ありがとう」
ーーーー
そこではオレの前にソフトクリームを買う人が結構並んでいて、時間がかかりそうだった。
やっとバニラとミックスの二つを手にしたオレは、母さんのいる方へ振り返った。
が、オレの心臓がドクン!と音をたてる。
母さんの前に男が2人立って、何やら母さんに話し掛けているではないか。