この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君へ贈る愛の唄
第3章 金縛りの夜

拓也side

北山動植物園へやって来た。
入り口近くでは、幼稚園の団体がにぎやかに記念撮影をしていた。

「ふふっ、拓也もあんなだったな〜」

「ああ、そう」

母さんは嬉しそうにはしゃいでいる。
連れて来て良かったが、なんで動物園なんだろう?


さっそくオレ達は、
フラミンゴの池から順番に見て回った。

「あっ拓也、象さんだよー!」

「わかったから、おっきい声出すな」


見ると人ごみの隙間から、動き回る象の姿が。


そういえば一体何年ぶりだろう。
子供の頃は、父さんと母さんとよく来てたっけ。


キリン、ライオン、シマウマと続いて…

「コアラ〜!」

「はいはい」

母さんが無邪気に叫ぶ。
女はほんとコアラが好きらしい。


コアラ舎の中は、薄暗かった。ガラス張りの展示室の中に、ユーカリの木が生い茂っていて、所々にコアラがつかまっていた。じぃっと動かずにいるその姿は、まるでぬいぐるみのようだ。


「かーわいい♪」

まあ確かにかわいいな。


ォレは楽しそうに見入っている母さんを見て、少し反省した。
いつも家の中だけで過ごさせて、たまには自由にしてやらないとかわいそうだな、と…。
/104ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ