この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君へ贈る愛の唄
第4章 相合い傘

「そろそろ、帰ろうか」


「そうね」

目いっぱい楽しんだ私達。気がついたら遠足の団体もいなくて、まばらな人々も帰り支度をしていた。


ポツリ、


「雨だわ」

私はバッグから、折りたたみ傘を出して広げた。


「オレが持つ」

「ありがとう」


傘は小さくて、寄り添わないとお互い濡れてしまうほどだった。


「拓也、もっとゆっくり歩いて?」

私は拓也を見上げて言った。


「お、わかった」


雨の中を静かに並んで歩く。


ねえ拓也。


私今日は、とっても嬉しいんだ。


だってここは…


拓也と初めて会った日に、3人で来た思い出の場所だから。


あなたは覚えてるかな?


出口へ向かう私達。


いつしか二人の手は


どちらからともなく


しっかり握りあっていた……。
/104ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ