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君へ贈る愛の唄
第7章 告白
彼女がレジ打ちをした商品を、横で袋詰めする作業だった。
時々クレジットカードの処理などで戸惑っていると、教えてやる。
午後。お客が減ったキリのいいところで、オレは売り場へ戻る事に。
「じゃあ僕は行くけど、あとは一人で大丈夫だよね?」
「え…。はい、大丈夫です…」
少し彼女の返事が小さく感じたが。
そのときアナウンスが流れる。
[インテリアコーナーで、お客様がお待ちです]
「はいはい、今行きますよー」
オレは急いで売り場へ向かった。
さやかがオレを、いつまでも目で追っていたのを気づかずに。