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君へ贈る愛の唄
第9章 あやまち
1週間後。
私はベランダに出て、洗濯物を取り入れているところだった。
「♪〜」
毎日お天気で、洗濯物が良く乾くわ。
ふふ、主婦の幸せってこんなささやかな事だったりするの。
今日は拓也バイトが休みだから、いつもより早く帰ってくるし。
そんなウキウキ気分の午後だった。
ピンポーン!
「は〜い」
突然のチャイムに誰かしら?と、急いで玄関へ駆けつけドアスコープを覗いた。
あっ…!
私はすばやく髪を手ぐしで整え、ドアを開けた。
「まあ、お義母さん!」
「こんにちは彩音さん。しばらくぶりね」
訪問者は、修二さんのお母さんだった。