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君へ贈る愛の唄
第9章 あやまち

次の日。
午前中の授業が始まる前、良太が眉をひそめてオレに話し掛けてきた。

「拓也、なんか暗いぞ?」


「あぁ。ちょっと、母さんのことで問題が起きてさ…」


「そうなんだ」


母さん

ばあちゃんに、はっきり言えたか?

母さんは優しすぎるから


オレはとても心配なんだ……。
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