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君へ贈る愛の唄
第11章 彩音の選択
それからオレは、毎日のように母さんを捜しまわった。
母さんの友達に会いに行ったり、昔母さんが居たという施設にも行ってみたが、何もわからなかった。
母さんの友達という
宮本さんは、オレに言った。
「そう、あなたがあの時の息子さん…。お願いします、どうか彩音を見つけて!
彼女はあなたの為なら、どんなに辛くても自分を犠牲にできる人よ。
彩音を幸せにできるのは、あなたしかいないのっ…」
「…っ!」
宮本さんの目には、涙が光っていた。