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君へ贈る愛の唄
第13章 新たな関係
離れてみて気づいたの。
やっぱり私には、拓也がいないとだめだって。
「私、拓也に話さなきゃならないことがある」
「何?」
「もうすぐ、わかるわ」
「え、もうすぐって何だよ?」
「ふふっ」
「笑ってるってことは、いいことなんだよね?」
「まぁ…」
今から対面することになる、自分の子を見て
あなたがどんな反応を示すのか
ちょっと不安で、楽しみでもある。
すると、拓也が言った。
「母さんその髪の色、似合わないよ。オレ前の方が好き。化粧も濃すぎだし」
「これは、仕事上やってたのよ。そうね、また元に戻すわ」
「うん、そうして」
車は星矢の待つ、託児所へと向かっていた……。