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永遠に続く恋を……
第15章 心の声 ─ side 結城 恒
リビングに移動し、彼女はコーヒー入れるねとキッチンへ向かった。

俺はソファに座って彼女を待った。

美羽さんはカップを置いてテーブルを挟んで俺の前に座って……。


俺は彼女の言葉を待った。



「あのね………私………結城くんには本当に感謝してる……ずっと泣けなくて………だけど結城くんがいたから、泣くことが出来て……前に進まなきゃって……。結城くんのこと……好きだけど………まだ今は結城くんの真っ直ぐな気持ちに応えられない」


そこまで言うと、彼女の頬を涙が伝った。



俺は立ち上がり、美羽さんの側に座った。



「………わかったよ。それでも待っててくれる?」

「…………」

「ていうか、待ってて。俺のこと少しでも想う気持ちがあるなら。俺はそれだけで向こうでもやっていける」

「私も……結城くんが頑張ってると思うと頑張れる……頑張るから」



きっと……” 待ってる ” なんて、俺の負担になると思ってるんだろう。



そうだった。彼女はそういう人なんだ。


自分のことより相手のことを思いやって。



俺が今日、ここに来なかったら………彼女の心の声を聞くことは出来なかったんだろうな。



彼女の涙を指で拭う。



そして、そっと唇を重ねた。
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