パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第34章 恋の短夜(みじかよ）

彼女は、花弁を思わせる唇を大きく開き、指を添えて俺を根元までくわえこみ一瞬目を見開いた。

思っていたよりも大きくて、彼女は苦しいのかもしれない。




「菊野さ……っ……!……うあっ……うっ」




――無理をしないで下さい、と言ってやりたかったのだが、彼女は怒張した俺を口の中に含んだまま、顔を前後に動かし始めた。

余りの悦(よ）さに俺は崩れそうになるが、両の腕で強くシーツを掴み、自分をギリギリのところで保っていた。

彼女は、動かすときに微妙に舌で先端をつつき、俺を悶えさせた。

最初はゆっくりとした速度だったのだが、次第に俺が追い込まれてしまいそうな程に活発に動く。

彼女の咥内で快感にうち震えて、暴発してしまいそうな瞬間が幾度も訪れたが、俺は瞼と歯を食い縛り耐えていた。