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愛しては、ならない
第36章 愛憎


「も~真歩先生、昨日からセクハラチックだよ?

悪いけど俺、酒癖の良くない女の子は遠慮したいから。

さて~行ってくるね~」


祐樹はカウンターの椅子からストンと身軽に降りて、ランドセルを掴みさっさと出ていってしまう。

慌てて玄関まで追いかけたが、祐樹は既に遠くまで歩いていた。

溜め息を吐いてドアを閉めると、階段を降りてくる足音がして、剛だ、と私は身構える。



「おはようございます……」



低い涼やかな声が背後から聞こえて、振り返ろうとすると彼の長い腕が身体に巻き付いてきた。

途端に心臓が跳ね上がり、触れられた処が熱く熱を持つ。



「菊野さん、寝不足で貧血気味じゃないですか……?」



彼が耳元に小さく囁き、私の頬に指で触れる。


(――だめよ――)


甘く蕩けて、彼に身を任せてしまいそうになる自分を必死に押し止め、奥歯を食い縛り彼の腕をほどいた。



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